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2006年7月 4日 (火)

手探りで効く方法を探そうとした日々⑤

その方は、私の生年月日を元に、ちゃぶ台の上で計算しだしました。

そして、額に手をあて、

「うーん、あー…あぁあ…」

とため息混じりにいった後、

「この人、31歳の時の波に、乗り損ねたはるわ。」

とつぶやきました。

31歳、それは、初めての転職を機に流れを変えた実感を持った時。

その後、更に自分にとって大冒険の一歩を踏み出した途端、仕事も恋愛も両方同時にこけて、

それからずっと自分の直感が信じれなくなったり、人の事を信じるのを異様に恐れつづけていました。

自分でもわからない体の反応や吃音のような反応、チック症かと思うような体の不随意運動が出ていました。

そのとき、自分の足で心療内科のクリニックに行ったけど、「あなたのは病気とはいえない。薬を出せば確かに楽になるかもしれないけど、病気とは言えないから処方はできません」といわれ、むしろ突き放された気になって余計不安定な状態になりました。

それらのことを言われてると感じて、大きくうなずいていました。

私がうなづいたのを確認したその方は、こう続けました。

「あなたは、もう、分かってるはず。感謝の気持ちを忘れないように。そして、絶対36歳の時にもう一回やってくる波に乗りなさい。それに乗れなかったら、40代でノイローゼになる。」

その言った時のその方の目は、さっきまでの「大阪のおばちゃん」ではなく、

キラキラした、深い、澄んだとても綺麗な目でした。

そう言われて、頭の中ではまだ混乱しているのに反して、私は涙が止まらなくなりつつ深く何度もうなずいていました。

「自分を信じて。そして、何時も感謝の気持ちを忘れないように。」

といった途端、しゃっくりをされました。

元同僚が、「おばちゃん、そのしゃっくりみたいなん、何?」とすかさず聞くと、

「お互い“分かった”、っていうことや。」

心が「分かりました」といってる気がするものの、自分の直感を信じれなくなってる状態だったのと頭では分かってなかったので、

「今の会社、続けたほうがいいですか?辞めた方がいいですか?」

と聞くと、

「だから、分かってるはずや」

とだけ返って来ました。

頭では雑音がざぁざぁいったままなものの、体と心が、言って欲しかったことを言って貰えた感覚があり、自然とざぁざぁ涙が出てきました。

自分にとってはとても不思議な体験でしたが、「自分を信じる」事を完全に忘れていた事を意識できるきっかけになりました。

左半身の痺れ感は、とれないままでしたが…

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